スポンサーリンク

シニア夫婦の思い出 (登校拒否)長女の変化

高校生
スポンサーリンク

皆さん、こんにちは

いまだ人生模索中の福子、61歳です。

ご訪問いただきありがとうございます。

親というものは「哀しいもの」で、子どものためならなりふり構わず必死にもなれるし、

何かあれば「私の育て方が悪かったのか」と自分を責め涙を流し、

「どうして親の気持ちがわからないのか」と怒り・・・・なんとも因果な商売であります!!笑

高1ですっかり落ちこぼれのレッテルを貼られた長女は、その期待にこたえて(?)

授業は平気でさぼるし部活もやめてしまって、茶髪に化粧にピアス、ミニスカで青春を謳歌していました。

今までの経緯は下の記事をご覧ください。

長女、高2の春にM先生、高2の夏にはもう一つ出会いがありましたので今日はその話を・・・

ありがたいことに素晴らしい出会いが少しずつ長女の硬くなった心をほぐしていったように思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「彼を家に連れてきたい」と?

高2の夏のある日、長女が「彼ができたから家に連れてきたい」と私に言ってきました。

久しぶりに長女が笑顔で私に話しかけてくれたことがうれしかったものの・・・

今の長女の状態で彼だと??? うへ、どんな男だろう。

一番に想像したのはヤンキーな茶髪の男、鼻にピアスしてるとか? 腕にタトゥーとか??

そんな男を連れてきた日には、夫はショックを受けるか激怒するか・・想像するだけで恐ろしい。(笑)  

でも長女がせっかく心を開いて私たちに彼を紹介してくれるというならば、

会わないわけにはいかないでしょう。 怖いけども会いましょうぞ! 

長女の彼はどんな人?

さて、彼がわが家にやってきた日・・・緊張して迎えたけれどその彼をみて拍子抜けしてしまった私ら夫婦。

バイト先で知り合ったという彼は都内の大学生、さわやか笑顔の素敵な好青年じゃないですか!!

なぜそんな彼がうちの長女のような娘を気に入ってくれたのかは不明だけれど、

彼の方がうちの長女にぞっこんな感じが見て取れました。

それから、度々彼はうちにやってきて、家族みんなで一緒に食事をしたり、外に食べに行ったり、

まるでうちの息子になってくれたような気がして楽しく過ごさせてもらいました。

私も張り切って、ちらし寿司やら煮物やら作って彼の胃袋を喜ばせてあげました。

進学校で高2の夏と言えば、受験を意識して勉強一色になり始める頃。。。。

だけど私は長女が家族の中に戻ってきてくれたのがひたすらうれしくて、受験のことは

気にせずに彼との交際を陰ながら応援していました。

「私、大学に行きたい」

夏が過ぎ秋も深まったころ・・・長女が「私、やっぱり大学に行きたい」と言い出しました。

担任の先生や大学生の彼の影響もあったのでしょうか。

正直、「今の長女の学力で行ける大学なんてそうそうないよね。」と思いつつも

本人がやる気になったのなら、親としては出来る限り応援してやろうという気になっていました。

「予備校に行ってもいいかな」

クラスのほとんどはとっくに塾や予備校に通って受験勉強に精を出している高2の冬・・・

やっと長女も「私、予備校に行きたいけど行ってもいいかな」と言い出しました。

もちろん、OKですとも。。。夫も私も教育にかけるお金はちっとも惜しいと思わない。

長女が言うには、「高校のクラスメートがいない予備校に行きたい」とのこと。

めざす大学は「ぜんぜん有名じゃない大学」と・・・よっぽど進学校の雰囲気がダメなんだろうな、長女。

長女はクラスメートが行く地域の予備校は避けて、同じ予備校の別教室に申し込んだのです。

予備校の入校テスト

本来は予備校に入る前にテストを受けて、そのテストの成績でクラスが決まります。

が、長女の高校は猛烈進学校なので、高校名で(テストを受けなくても)そのままトップクラスへ振り分けられるらしい。

長女は「ガリ勉たち」と一緒になりたくないから、ふつうに入塾テストを受けて、

トップクラスじゃなくて、ふつう(成績)のクラスでのんびり勉強がしたいとのたまう。

今の長女(授業はさぼり勉強もしていない)なら、最下位(成績)のクラスに振り分けられるだろうが

1から勉強して回り道をするのもいいと思っていました。

親とはほんとうに目出たいもので、長女にやる気が出てきたそれだけでうれしくてたまりません。

もう20年ほど前なので、詳細は忘れてしまったけれど、

予備校の入校試験を受け、結果は後日郵送で来るというので、それを待つことに。

入校テストを受けて学力が足りない生徒は遠慮なく「入校お断り」となるらしいと・・

予備校も優秀な生徒を集めて合格実績を上げたいですからね。

いよいよ入校テストの結果が送られてきました。その封書を開いて中をみた長女・・・

「えっー!!??」と奇声を発している。 「どうしよう~~」と半泣き状態。

ぎゃ、まさかの入校お断りか・・・???  自業自得とは言えかわいそうだな。。

どーする長女!!!

予備校のクラス まさかの結果

ところが、長女、

「あのさ、私、Aクラスだって!」 Aクラスとは、「ガリ勉」たちが集う難関大学をめざすトップクラス。

長女がもっとも入りたくないと言っていたクラス・・・(笑)

後から聞いたところによると、長女はさぼってはいたけれど、案外要領よくやっていて、

進学校の中では成績は振るわないようにみえたけれど、全国的にみれば上位の学力をキープしていたらしい。

一番嫌がっていたAクラスに振り分けられてしまったけれど、長女は観念して通い始めました。

茶髪にケバイ化粧にピアス、という場違いないでたちです。後に公開された「ビリギャル」そのものです。

高2の冬休み、クリスマスの頃です。(学校のクラスメートの中ではかなり遅いスタートだったでしょう)

難関クラスの中で、長女は本来の「一生懸命さ」を取り戻していきました。

例の彼とも交際は続いていてしっかり遊びつつ、予備校では無駄なく勉強していたようです。

予備校の終わる時間に合わせて車で迎えに行き、帰りの車の中で長女とおしゃべりをするのが

当時の私の楽しみでもありました。 キャバ嬢と送迎運転手みたいな感じでしたけど。

「B大で心理学やりたい」

難関クラスのまわりに感化されたのか、最初は「ぜんぜん有名じゃない大学に行く」ことを

希望していた長女がやがて「私さ、B大で心理学やりたい」というようになりました。

B大は都内の私立大です。 そんなわけで高3になってからは、授業の科目も絞って、

私立文系を目指すようになりました。

ここからいよいよ長女の快進撃が始まります。

高校入学以来、すっかり忘れていた「勉強」・・・ 乾いたスポンジがグングン水を吸い込むような勢いで

長女は「勉強」の勘を取り戻していきました。

こうやって文字にすると、サクセスストーリーか美談のように思う方もいるかもしれませんが、

実際のところ、母親の私は「私の育て方が悪かったのか」と気が狂うほど悩みました。

現在、長女は母親となって自分の娘を溺愛しているですが、いつか私の気持ちがわかる時がくるでしょう。

ふふっ、ざまーみろ!! でございます。 明日も続きます。

 

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

続きはまた次回に~

スポンサーリンク
    ランキングに参加しています。 いつも応援ありがとうございます!!

          にほんブログ村 シニア日記ブログへ   にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ

スポンサーリンク
シニア夫婦雑記
スポンサーリンク
スポンサーリンク
福子をシェア
スポンサーリンク
定年後のライフ&マネープラン